よみがえれボールドウィン
Revive the BALDWIN

林野庁森林技術総合研究所林業機械化センター
保存機関車たちの修復活動と根利森林軌道の調査・復元
Restoration and preservation of the Forest Railroad heritages.
Steam, Gasoline and Diesel Locomotive.
Create: 06/09/09 09:43
Update: 06/09/19 00:29
第4回 9月18日
ボールドウィン下塗り作業

ロッドの取外しに悪戦苦闘のメンバー達。
ロッドの取外しに悪戦苦闘のメンバー達。

 9月18日、第4回修復作業を行いました。

1.日時 平成18年9月18日(月・祝) 曇り時々小雨
  9時30分〜16時

2.場所 群馬県沼田市根利町根利1445番地
  林野庁森林技術総合研修所林業機械化センター展示棟
  TEL.0278-54-8332

3.日程
   9:30 受付
  10:00 本日の修復作業についてミーティング
   下塗り作業、及びロッドの分解、塗装剥離作業
  15:30〜根利の秋祭り
  17:00 解散

3.参加費 1日につき2,000円(昼食代、保険加入料、材料費等)
  但し、小学生は1,000円
表面の汚れ落しの作業。
表面の汚れ落しの作業。
 台風13号が日本海を走り抜ける中、悪天候が予想されましたが、意外なほど根利は穏やかで、時折小雨の降る程度でした。
 しかし、この天候では屋外での塗装は出来ませんので、屋内に保管してある部品の下塗りと、以前から渇望していたロッドの塗装剥離作業となりました。
 屋内の部品は、塗装を剥離してあり、作業をしたときの手の油も付いていますし、薄らと錆びているところもありますので、まずは、シンナーを使って、表面の汚れを拭き取る作業から始めました。
 屋外では、ロッドを磨いたりしたものの、作業性が悪いということでしょうか、ロッドを外し始めました。ところが、なかなか外れないのです。駆動力が伝わるところですから、簡単には外れないですよね。皆で知恵を出し合って(?)の作業となりました。
 中には、キャブ内を磨く人もいて、特に分担をしなくても、各自が作業を見つけて、やっているのが、これまた楽しいところでもあります。
中には、キャブ内を磨く人も。
中には、キャブ内を磨く人も。
丸山会長自ら、ロッドを外すことに挑戦です。
丸山会長自ら、ロッドを外すことに挑戦です。
シリンダーの上部。錆びはあるがとても綺麗。
シリンダーの上部。錆びはあるがとても綺麗。
汚れ落しが終わり、下塗り作業です。
汚れ落しが終わり、下塗り作業です。
 汚れが落ちると、鈍い鉄の輝きが蘇りました。その上に下塗りです。みんな楽しそうに、そして黙々と作業を進めるのはいつものこと。
 下地が綺麗ですので、思いのほか、楽しく作業を進めることが出来、昼頃には、殆どの部品の下塗りが終わりました。
 段取りが良いと、作業も早いですね。
3人で仲良く塗装ですか。あれ会長の奥様も・・・。
3人で仲良く塗装ですか。あれ会長の奥様も・・・。
昼頃までには、殆ど塗り終えました。
昼頃までには、殆ど塗り終えました。
ロッドを外すのに、一生懸命の方々。
ロッドを外すのに、一生懸命の方々。
フロントのナンバープレートの台座が出てきました。
フロントのナンバープレートの台座が出てきました。
 ロッドの方の作業は一進一退。試行錯誤をしながら、少しずつ外していのですが・・・。
 下塗りが終わったところで、お昼です。今回は、ここの研修施設の食堂でした。これも釘を使用していない大きな木造建築で、県ごとの名前が付けられた部屋は「県の木」を使って作っているとか。
 いつもと同じに、楽しく鉄道関連のお話しなどをしながらの食事でしたが、そこであるものを発見しました。なんでも、その昔、研修で使用した教本とか。みなさんご察しの通りです。
 「軌道」「運材貨車」「機関車」について書かれた教本です。こんな発見も、この会合の良さでしょうね。
昭和30年発行の教本。
昭和30年発行の教本。
右側のロッドの1つが外れました。
右側のロッドの1つが外れました。
 ロッドはなかなか取れず、結局、左側はシリンダーを開き、ピストンを動かしたりしながら。そしてついにロッドを外すと同時に、ピストンまで外してしまいました。
「ちゃんとピストンリングが2つ入っている!」と興奮する人も。
取り外したピストン。重いです。
取り外したピストン。重いです。
シリンダの内部は、薄らと錆びている程度。
シリンダの内部は、薄らと錆びている程度。
 ロッドが全て外れた左側は、動輪を磨き始めました。
 やっぱり、輝くロッドと動輪でしょ。足回りを磨いて油を付ければ「走りそうな雰囲気」も出てきます。
 でしょ。
動輪の塗装を剥がしたら「シ28-3」と住友のマークですか、と「ワA2434」の刻印が出てきました。
動輪の塗装を剥がしたら「シ28-3」と住友のマークですか、と「ワA2434」の刻印が出てきました。
ロッドを外した左側。動輪の塗装も剥がして、本物ぽく(?)なったでしょ。
ロッドを外した左側。動輪の塗装も剥がして、本物ぽく(?)なったでしょ。
外したロッドの塗装を剥がして、油で磨けばこの通り。
外したロッドの塗装を剥がして、油で磨けばこの通り。
 午後3時に休憩後、根利の秋祭りに希望者は行ってきました。山を少し登った先の鳥居の向こうに、小さな広場があり、そこの小さなお社の前で、昔から伝わるというい獅子舞が行われていました。
 獅子舞が終わると地元の方と「根利の森林鉄道」についてお話しを聞いたりして、充実した一日となりました。
 毎回楽しみ、作業はしているものの、本体の下塗り作業がまだ残っています。
 そこで、次回は、10月1日に下塗り、8日に上塗りと2週連続とし、15日を予備日とすることにしました。
 本日は、皆さんお疲れさまでした。また、林業機械化センターの所長、沼田市長はじめ、地元の皆さん、今回もありがとうございました。
 メンバーのみなさん、次回も宜しくお願いします。
 また、この活動に興味ある方は、是非入会して参加してください。重労働の様に見えるかも知れませんが、意外なほどに楽しくて収穫のあるものです。

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