よみがえれボールドウィン
Revive the BALDWIN

林野庁森林技術総合研究所林業機械化センター
保存機関車たちの修復活動と根利森林軌道の調査・復元
Restoration and preservation of the Forest Railroad heritages.
Steam, Gasoline and Diesel Locomotive.
Create: 08/06/15 23:39
Update: 08/06/16 19:48
6月15日 第2回修復作業 ホイットカムはバラバラの巻

6月15日 第2回修復作業 ホイットカムはバラバラの巻
6月15日 第2回修復作業 ホイットカムはバラバラの巻

 いよいよ、ホイットカムの修復が開始されました。到着すれば、既にホイットカムは引き出され、撮影会となっていました。
 この撮影会の中心は、2名の新入会員、西裕之氏と伊藤誠一氏。朝のミーティングでは、二人と、二人の著書が紹介され、強い見方の登場に、期待も高まります。
 ミーティングでは、「あまりバラバラにしないように」という注意がありましたが、始まってしまえば興味津々、次々にバラされていくのでした。まずは、ボンネット部。ボンネットのカバーが外され、キャブの扉や窓が外されると、製造当時のホイットカムの姿が蘇った感じです。キャブの計器盤、床板など外せる部分を次々にバラしますと、いろいろな事が目に付きます。
 まず、エンジンは加藤製作所の珍しいガソリンエンジン。そしてミッションは「SKW」とあり酒井製作所。ラジエータは山田機械ですので、寄せ集めで造られています。ただ面白いのは、ボンネットやキャブなどは製造時のものを改造しているのではないかということ。ボンネットフードの上部は、排気管と燃料タンクの穴を開けなおしてあり、長手方向を鉄板を継ぎ足し延長しています。キャブにしても、基本的には製造時のものに手を加えてある感じです。
 ボンネットサイドのカバーは、エンジン、ミッション載せ換え時に、それらのマウントが台枠上部を跨り、加藤の機関車風に改造されたようです。
 バラしながら、塗装も確認しました。どうも一番下は迷彩色、ジープや戦車に塗られたような色合いの濃い緑色のようです。キャブや台枠部とも同じですので、もしかすると製造時の色かも知れません。当時の資料は白黒写真ですので、色は黒に見えたり、グレーに思ったりするものですが、実際は緑だったのでしょうか。
 その上に、クリーム色、淡い緑色、そして黒が塗られています。古臭いイメージの黒が最後に塗られているというのは、展示用に塗られたものなのでしょう。
 一時は大人しく、塗装のための下地仕上げをしていたメンバー達ですが、いつの間にか、「屋根も外しちゃえば」と無責任な言葉が飛び出し、更にはキャブも外され、ホイットカムは丸裸になってしまったのでした。そして、山の中の小さな鉱山で働いていたような、素敵な外観になってしまったのでした。
 もう少しバラしたい気持ちも無いわけではないですが、あとは第3回の修復で・・・。

 さて、修復というか、「ホイットカムの解体ショー」のお話はこの程度にして、今回は西氏と伊藤氏の希望で、根利森林軌道の廃線跡へのご案内もいたしました。午前中1時間半ぐらいでしょうか、両氏とメンバー計8名で、昨年のダブルオメガループとトンネルまで行ってきました。こちらの模様は、後日別ページで紹介したいと思っています。

 また、鉄道友の会、元会長であり、現参与の宮澤孝一氏も訪れてくれました。氏は、以前足尾に来たときに、ここに立ち寄り、倉庫のようなところの奥に眠るボールドウィンを見たことや、木曽では「大きいのばかりに目が行って、あの頃は、いたんだけれどね。写真を撮らなかった」と現役時代のホイットカムの話もしておられました。

 みんな慣れて来たからでしょうか。今回もとても楽しく作業は進み、天気にも恵まれて、充実した一日となったのでした。

※地元の会員によりますと、ラジエータ脇の卵は無事かえり、そして巣立っていったということです。メデタシ、メデタシで、安心して作業できますね。
地元会員によれば、卵達は無事孵り、巣立っていったとのことです。良かったね。
地元会員によれば、卵達は無事孵り、巣立っていったとのことです。良かったね。
朝の状態のホイットカム。ボンネットのサイドのカバーを外して撮影会。
朝の状態のホイットカム。ボンネットのサイドのカバーを外して撮影会。
上の写真の反対側。まだ、ちゃんと形がありますね。
上の写真の反対側。まだ、ちゃんと形がありますね。
好天の元での朝のミーティング。壊しすぎないように、「節度ある行動を」って確か誰かが言っていた。
好天の元での朝のミーティング。壊しすぎないように、「節度ある行動を」って確か誰かが言っていた。
新会員の紹介。
新会員の紹介。
新会員の著書の紹介。強い味方が現れました。
新会員の著書の紹介。強い味方が現れました。
ボンネットフードを取外して・・・。
ボンネットフードを取外して・・・。
ラジエータのカバーを外して・・・。
ラジエータのカバーを外して・・・。
ヘッドライト、フォーンを外して・・・。
ヘッドライト、フォーンを外して・・・。
はい、こんな感じ。窓も外して、オープンなキャブが、製造時の姿を想像させます。
はい、こんな感じ。窓も外して、オープンなキャブが、製造時の姿を想像させます。
線路に座ってのお弁当。いい環境で食べると一段と美味しい!!
線路に座ってのお弁当。いい環境で食べると一段と美味しい!!
鉄道友の会、現参与の宮澤孝一氏と丸山会長の名刺交換。
鉄道友の会、現参与の宮澤孝一氏と丸山会長の名刺交換。
クランク棒を差して回せば・・・。
クランク棒を差して回せば・・・。
ホイットカムは走るのでした。でも圧縮は・・・??
ホイットカムは走るのでした。でも圧縮は・・・??
燃料タンクと砂箱部分。そのキャブ寄りのところを見れば、ボンネットの幅が広げられた事が明確に。
燃料タンクと砂箱部分。そのキャブ寄りのところを見れば、ボンネットの幅が広げられた事が明確に。
鉄人を操縦する人!?
鉄人を操縦する人!?
ミッションには「SKW」、酒井製作所製。
ミッションには「SKW」、酒井製作所製。
熱いほどの日差しの中で、なにやら悪さをしているメンバー達。
熱いほどの日差しの中で、なにやら悪さをしているメンバー達。
取外した扉。扉の色と、壁と花の色が・・・何だか、とっても和風、日本の鉄道を思わせます。
取外した扉。扉の色と、壁と花の色が・・・何だか、とっても和風、日本の鉄道を思わせます。
外した部品と、外されたホイットカム。
外した部品と、外されたホイットカム。
部品の表面の塗装を磨く人
部品の表面の塗装を磨く人
磨きながら塗色を確認。
磨きながら塗色を確認。
計器盤も取外されました。
計器盤も取外されました。
なにやらキャブでネジを外す人たち。
なにやらキャブでネジを外す人たち。
「あっ!」屋根が外れました。
「あっ!」屋根が外れました。
大人しく、塗装面を磨く人たち。
大人しく、塗装面を磨く人たち。
大人しく屋根を磨く人たち。
大人しく屋根を磨く人たち。
建物の中より盗撮!! みんな大人しく作業をしている。なにやら怪しい。
建物の中より盗撮!! みんな大人しく作業をしている。なにやら怪しい。
軸箱部分も、外してみれば、こんな感じ。グリスもいい感じだし、ピカピカに光って、現役のよう。
軸箱部分も、外してみれば、こんな感じ。グリスもいい感じだし、ピカピカに光って、現役のよう。
「あっ!? もしかしてキャブも外した!!」
「あっ!? もしかしてキャブも外した!!」
丸裸になってしまったホイットカムさん。ここまでバラせば気持ちがいい!!
丸裸になってしまったホイットカムさん。ここまでバラせば気持ちがいい!!
左が屋根とキャブにシートを掛けたところ。右が丸裸のホイットカムさん。なかなかセクシーでありましたよ。
左が屋根とキャブにシートを掛けたところ。右が丸裸のホイットカムさん。なかなかセクシーでありましたよ。

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